遠隔講義システムを使った体験型AI講座の実証授業を実施!

遠隔講義システムを使った体験型AI講座の実証授業を実施!

株式会社APC(大分県大分市:代表取締役 佐藤隆己、以下APC)は、東海大学(神奈川県平塚市:学長 松前義昭、以下東海大学)人文学部人文学科 斉藤雅樹教授(学科長)と連携して、遠隔講義システムを使用した体験型AI講座の実証授業を行いました。

■【背景】

以前より、APCと東海大学は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の未来社会創造事業の1つとして、入浴データの収集・解析によって入浴事故による死者を減らすことを目的とした「Yu-Naviプロジェクト」を立上げ、「不適切な水浴」防止システムやデバイスの開発を協働して行い、それに関する共同特許を取得するなど、産学共同研究を行っております。
この度、斉藤教授より、一般教養の講義の中でAI技術に関する内容を盛り込みたいという依頼があり、まずは斉藤教授が担当するゼミに参加している大学生に向けてAI教育講座を実施することに致しました。

■【実証授業について】

実証授業は、令和6年1月25日(木) にAPCの大分開発センターから東海大学の静岡キャンパス内にいる人文学科1・2年生、海洋文明学科3・4年生と教員に向けて、APCが開発した遠隔講義システムを使った体験型AI講座を実施しました。
講義内容は、APCが提供しているAI教育講座パッケージ「AIミネルバNovice」で扱っている内容(AI概要:全135分)を1コマ100分以内に収まるようにカスタマイズしたものとなります。
今回の実証授業では、「AIとは」「データの重要性」「深層学習」という内容について、座学で学んだ後は、実際に画像認識AIを作成するまでの一連のプロセスの中から「判別する」ことを体験してもらいました。

■【授業風景】

■【AIミネルバとは】

AIミネルバとは、教育指導要領にとらわれず、この高度情報社会を生き抜くために必要となる能力習得をテーマにしたAI教育講座パッケージです。
AIミネルバNoviceは、「AIを利活用し、ビジネス展開できる人材育成」を目的とした誰でも分かるAI講座となっており、体験型講義を通じて、画像認識AIの作成や深層学習の仕組みを学生にも分かりやすく、基礎から実践までAIに関して体系的に学ぶことができます。また、「考える」「伝える」ということを公式として覚え、反復的にクイズを解くことで、自分自身で公式の構成要素の特徴を抽出し、法則性を導き出すことにより「考え方・伝え方」を習得していきます。
AIミネルバExpert※は、「あなたも明日からAIエンジニア」をテーマに画像認識AIに関する技術習得とデータ解析の基礎について、学ぶことができるインタラクティブなAIプログラミング学習教材となっており、エンジニアに向けたAI講座です。
本講座の修了者は、「Pythonによるコーディング」「CNN(畳み込みニューラルネットワーク)を活用したAIモデル開発」「転移学習」と3つの要素技術を習得し、AI技術の概念を理解した上で実装できるレベルのAIエンジニアの育成プログラムです。
※令和6年2月下旬にリリース予定

■【斉藤雅樹教授から】

・文系の学生・社会人もAIを使う時代がすぐやってきます。「AIに自分の味方になってもらう」と学びや仕事がどんどんはかどります。AIに抵抗感を持ったり過大評価したりせず適切に使うにはAIの仕組みを知る必要があり、今回の講座は学生にとっても教員にとっても大変有意義でした。

■【学生の感想】

・AIの学習の仕組みを知る良い機会になった。そしてそれが人間の学習の仕組みと似ているため、自分自身の学びの技術向上へのヒントにもなった。 今まで触れることを避けていたAIであったが、かなり身近な存在であると感じた。これから先、積極的に使用して上手く付き合っていきたい。

・AIも間違えるについて、実際に体験を行ったことで、なぜ間違えるのか、間違えてしまう仕組みを具体的に学ぶことができた。AIの利便性と注意点を知り、うまく活用していきたい。

■【当社のAI講座の一部実績】

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AI教育講座パッケージ「AIミネルバ」の実証授業を開始!

AI教育講座パッケージ「AIミネルバ」の実証授業を開始!

株式会社APC(本社:大分市、代表取締役:佐藤 隆己、以下 APC)は、手軽にAI概念実証を可能にする「Chimera AI Evangelist」を活用したAI教育講座パッケージ「AIミネルバ」を開発し、大分県立情報科学高等学校(校長:橋本 武晴、以下 情報科学高校)と連携した実証授業を行います。
実証授業は、APCと情報科学高校のコンソーシアムによる大分県主催の令和4年度先端技術挑戦プロジェクト推進事業(GPU活用枠)に採択されています。
またこの実証授業については、おおいたAIテクノロジーセンター(センター長:公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 理事長 村上 憲郎、以下 AIセンター)にファシリテーター的な役割としてご参画頂いております。

■【実証授業について】

AIミネルバは、「AIを利活用し、ビジネス展開できる人材育成をテーマ」とした「Novice」「Standard」「Advanced」に分類したAI教育講座パッケージです。
「Novice」では、AIという先端技術の一つに触れることを通して、「自分の意見や考えを正確に言語化して他者に伝える」ことを重点に置き、自分の意見や考えを形成するプロセスにおいて、自分の意見に肯定的なものや否定的なものも含めて、データを正しく集めて検証することを学び、「確証バイアス」にとらわれない習慣を身につけることを目的としています。
今回の実証授業では、画像認識を中心とした、「AIとは」「AIの種類」「機械学習」「ニューラルネットワークと深層学習」という内容を体験型授業とグループワーク形式で行う予定です。
対象となる学生は、情報科学高校の商業科 3年生とIVY高度コンピュータ専門学校からのインターン生で計10名未満での開催となります。

■【実施日程】

令和4年11月22日(火) ~ 令和4年12月22日(木)間の7時限授業

■【今後の予定】

情報科学高校は、令和5年4月より、県内初となる情報系の学科が新設されることと工業・商業系2学科がAIテクノロジー科とビジネスソリューション科に改編されることに伴い、来年度の1年生全生徒を対象にAIミネルバの実施を予定しており、継続的な授業の成立を目指しています。これからも様々な先端技術を有する民間企業との先進的な連携授業を実施し、大分県内のモデル校としての地位を確立して参ります。
APCは、AIミネルバの授業内容のラインナップを拡充し、授業の組み合わせにより、学校独自の特色に合わせたフレキシブルな授業構成を可能にし、まずは大分県内の中・高等学校に向けての導入を目指します。
また、理系・文系・専門学校生を問わずITリスキリングを目的とした「AIミネルバProfessional」や理系・専門学校生のみが対象の、より専門的でプログラミングに特化した「AI ミネルバ Expert」も予定しています。

■【APCについて】

主に情報システム事業と半導体事業を行っております。
情報システム事業では、FA関連とコンピュータビジョン分野を得意とし、「人の眼」を「機械の眼」に置き換え、認識判断する目視の自動化ソリューション「現場のAI」と、熟練の精緻な技をデジタル化する技の数値化ソリューションである「匠のAI」を展開しています。
半導体事業では、主に米国の大手半導体製造装置メーカーLam Research社の日本国内のストラテジックパートナーとして、Etch装置及びCVD装置の新規立上・改造・トラブル対応・保守などを行っております。
近年では、G検定やE検定を主催する「一般社団法人日本ディープラーニング協会」の大分県内唯一の賛助会員企業として協会の活動を支援し、大分県下では「おおいたAIテクノロジーセンター」の運営委員として参画。
誰でも簡単にAIの概念実証を可能にするツール「Chimera AI Evangelist」を大分県内企業に向けて無償提供することにより、リスキリング環境の構築支援を行うなど積極的にAI人材の育成に取り組んでいます。

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「別府八湯温泉まつり」を舞台に観光DXの事業検証を開始!

「別府八湯温泉まつり」を舞台に観光DXの事業検証を開始!
別府八湯温泉まつり記念バズる Powered by Pa写

株式会社APC(本社:大分市、代表取締役:佐藤 隆己、以下APC)と別府八湯温泉まつり実行委員会(実行委員長:権藤 和雄、以下別府八湯温泉まつり)は連携して、令和4年4月29日から開催予定の「別府八湯温泉まつり」の催し物として、「別府八湯温泉まつり記念バズる」の事業検証を行うことに致しました。

「別府八湯温泉まつり記念バズる」とは、APCが開発した自動合成写真ツール「Pa写」を使用し、扇山火まつりの燃え盛るインパクトある写真など別府に関連する素材を背景にどこでも記念写真を撮影することができます。
今回は、簡単なアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で88名の方に、できあがった合成写真を使って世界に一枚だけのオリジナル・ジグソーパズルをプレゼントします。

今回の事業検証は、「デジタルとアナログの融合」および「集約から分散」をテーマとして、イベント会場内に設置したポスターに記載されたQRコードを読み込み、撮影するだけなので「誰でも」「どこでも」参加することができ、手軽に安心して開催できるWithコロナイベントの可能性を検討することが目的です。

1つのQRコードにつき1枚の背景写真と合成でき、イベント会場の様々な地点に配置されたQRコードから8種類の合成をお試し頂けます。

■ 別府八湯温泉まつりイベント開催概要

  • イベント名:第108回別府八湯温泉まつり
  • イベント開催日:令和4年4月29日(金)〜 5月1日(日)
  • イベントHP:http://beppu-event.jp/onsenmatsuri/
  • ※新型コロナウイルス感染拡大状況により中止、延期、変更となる場合があります。詳細につきましては、イベントHPにてご確認ください。

■ 別府八湯温泉まつり記念バズる

  • 開催期間:令和4年4月29日(金)〜 5月1日(日)
  • 参加方法はイベント会場内に設置されたQRコードが記載されているポスターをご覧ください。

■ Pa写について

「Pa写」は写真を撮るだけで撮った背景を削除し、別の背景写真と自動合成できます。スマホでツアー(バーチャル)や観光を代表例にデジタル合成し、思い出に残る楽しい写真をお客さまに提供できるシステムです。

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Chimera AI Evangelistを提供開始

⼿軽にAI概念実証を可能にする「Chimera AI Evangelist」
APCとおおいたAIテクノロジーセンターが提供開始

株式会社APC(本社:⼤分市、代表取締役:佐藤 隆⼰、以下 APC)とおおいたAIテクノロジーセンター(センター⻑:公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 理事長 村上 憲郎、以下 AIセンター)は、連携を強化し、大分県内の企業や組織等へ「Chimera AI Evangelist」を提供することにしました。

■ Chimera AI Evangelistの概要

「Chimera AI Evangelist」とはスマホやPCで誰でも⼿軽に使える概念実証⽤ツールです。
AIの実証実験には多⼤なコストと労⼒がかかるため、実施者への負担が重く、⼿軽に始めることが困難でした。 今回、「Chimera AI Evangelist」を提供することにより、画像認識AIに必要となる⼀連のプロセス「集める」「教える」「試す」をスマホやPCという⾝近な端末を使い、まずはお客様⾃⾝で⼿軽に概念実証をすることが可能となります。
「Chimera AI Evangelist」では、画像に写っているものを判別する「Image Classification(画像判別)」や、画像の中の「どこ」に「何」が写っているのかを検出する「Object Detection(物体検出)」といった複数のAIモデルを利⽤できます。また、事前に学習されたモデルを使⽤して、集める、教えるを省略して「試す」ことから開始できる「Pre-Trained(学習済み)」も提供予定です。 複数のAIモデルが提供されるため、利⽤者がモデルを切り替えて試すことで、どのAIモデルが⽤途に合っているかを簡単に⾒つけることができます。

■ Chimera AI Evangelistの開発経緯

APCは、令和3年10⽉より、「空港制限区域内における⾞両⾃律⾛⾏⽀援」を⽬的として、3Dセンサーや360°光学カメラを使⽤した航空機認識の実証実験を⽻⽥空港で実施しています。AIシステム開発のためのフレームワークは⾃社製の「Chimera AI Framework」を使⽤し、深層学習⽤のGPUは大分県が、「大分県におけるGPUの活用に関する三者協定(公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所、⼤分県、株式会社NTTPCコミュニケーションズ)」に基づき提供しているGPUプラットフォームを活⽤しています。
AIセンターは、大分県内でのAIによる課題解決・価値創造の促進を目指し、県内企業等に向けたGPUの利⽤促進にも取り組んでいます。より多くの⽅に利⽤いただくために、AIをもっと⾝近に簡単に感じてもらうことを目指しています。こうした経緯から、APCは、自社で使っていた「Chimera AI Framework」をベースとして、より分かりやすくシンプルで簡単に使えるようにすることをめざし、ユーザーインターフェースや知識が⼀切不要でも取り扱うことのできる「Chimera AI Evangelist」を開発しました。

■ 今後の予定

APCとAIセンターは、県内企業及び教育機関等に対して、AI及びGPUの活⽤推進・普及活動を連携して⾏い、地域の課題解決や価値創造の⼀助になるよう、取り組んで参ります。今後は、「Image Classification(画像判別)」、「Object Detection(物体検出)」に加え、領域抽出や⾻格推定などのAIモデルを順次追加していく予定です。

以下のことでお困りの場合は、是⾮⼀度お問い合わせください。

  • ・IT機器等に苦⼿意識があり、⼆の⾜を踏んでいる方
  • ・何から⼿をつければよいか⼿段にお困りの方
  • ・先端技術に⾝近に触れあい、ITリテラシー向上の⽷⼝を検討している方
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航空機認識の実証実験第2フェーズを開始

空港内制限区域における車両自律走行のための航空機認識
実証実験 第1フェーズ完了 第2フェーズ開始

製造業を中心にソリューションを提供している株式会社APC(本社:大分市、代表取締役:佐藤 隆己、以下 APC)は、株式会社JALインフォテックと協力し、空港内サービスレーンにおける特殊車両の安全確保と自律走行を目的とした航空機認識の実証実験を実施した。第1フェーズは2021年11月末日に完了し、2022年2月より第2フェーズを開始する。

■ 実証実験 第1フェーズ 経緯

すでに鉄鋼生産工場設備に多くのコンピュータービジョン・ソリューションを提供し生産業務の自動化に貢献していたAPCに対して、空港内制限区域における安全確保の目的で今まで人が目視や音によって行なってきた航空機エンジンの稼働判定の自動化を図りたいとの相談があり、まずは第1フェーズとして、判定対象となる地上走行中の航空機を遠方から認識して距離や速度を正確に検出することから始めることとし、実証実験を実施した。

■ 実証実験 第1フェーズ 概要・結果

空港内の地上走行中の航空機を対象として、LiDAR※1と360°光学カメラを組み合わせて データを取得し、クラウド上で稼働中の学習済みAIモデルを使って航空機を検出、対象までの距離・角度を正確に算出する。結果はリアルタイムで実施者のスマートフォンの画面に表示される。航空機は昼間の認識率 96.7%で認識され、100m以内の航空機において算出された距離と実測値との誤差の平均は15%であった。これは100mの距離を85mから115mまでの値で測定したことを意味する。

検出された航空機までの距離と角度は、Chimeraのビジュアライザーでスマートフォンに表示される。

■ 実証実験 第2フェーズ 経緯

第1フェーズで良好な結果が得られたことから、航空機の認識範囲を広げ、実運用を想定した機能を付加して第2フェーズを実施することになった。

■ 実証実験 第2フェーズ 概要

より遠方の航空機を認識し、位置・速度・加速度を算出することにより、航空機の位置を時系列に予測し、自車両との距離が安全確保のための最低距離100m以上である状態を確保しつつ、安全にサービスレーンを走行完了できるかどうかを判断する。
天候等の環境によらず、対象航空機について、自走中か牽引中か、エンジン稼働中か停止中かなどの制限区域走行の条件に従い、適切に判断できることを目標とする。

■ APCの特徴

APCは、「技の数値化 ~匠のAI~」というコンセプトのもと、LiDAR※1や360度光学カメラといったイメージセンサーとAI技術によって画像認識・空間情報処理を行うシステムを開発している。なかでも、人の感覚や業務における暗黙知を数値化することを得意とし、機械学習により重機や大型産業機械の自動運転・操作支援システムにつなげている。本実証実験用のシステム開発では、自社開発のフレームワークChimera※2 AIを用いて効率的な開発を実施する。

※1 LiDARとはレーザー光を使って対象物までの距離を正確に測定するセンサーの一種です。

※2 ChimeraとはAPCが開発したIoTフレームワークです。

■ 本件に関するお問い合わせ先

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AI合成写真サービスを「Pa写(パシャ)」として刷新

クロマキー不要!準備するものは背景画像のみ!
誰でも簡単にAI合成!

当社は、既にサービス展開中の合成写真サービス「2ACamera」に使用しているAIエンジンの画像認識精度を強化。名称も「Pa写(パシャ)」に刷新し、新たなサービスとして提供することにいたしました。

■ Pa写

場所を問わずに写真を撮るだけで撮った背景を削除し、別の背景写真と自動合成できます。スマホでツアー(バーチャル)や観光を代表例にデジタル合成し、思い出に残る楽しい写真を手軽に撮ることができます。

■ 背景

従来製品では、背景が単一色であったり、クロマキーなどの備品が必要であったため、被写体の着ている服の色と背景色が同一色だった場合に上手く切り取れないなど、サービスを開始する際にある程度の準備や細かなルールが必要でした。

■ 改善

今回新たに提供するサービスでは、その欠点をAIエンジンの認識精度向上により解決し、「どこでも」「何でも」が可能となり、事前に運営者様に準備頂くものは、背景画像のみとなりました。

■ サービスの特徴

アプリのインストールは不要で、QRコードを読み込むだけでサービスが開始できるなど操作性に優れ、撮影対象は人物に限らずペットでも車でも簡単に合成することが可能であり、オリジナリティ・インパクトのある写真を作成することができます。

■ 本件に関するお問い合わせ先

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航空機認識の実証実験第1フェーズを開始

空港内制限区域における安全確保のための航空機認識
実証実験を開始

製造業を中心にソリューションを提供している株式会社APC(本社:大分市、代表取締役:佐藤 隆己、以下 APC)は、株式会社JALインフォテックの協力のもと、空港制限区域内にて車両が安全に走行するための航空機自動認識を目的とした実証実験を2021年10月4日より開始しました。

■ 実証実験の概要

空港内の地上走行中の航空機を対象として、LiDAR※1と360度光学カメラを組み合わせて データを取得し、クラウド上で稼働中の学習済みAIモデルを使って航空機を検出、対象までの距離・角度を正確に算出する。結果はリアルタイムで実施者のスマートフォンの画面に表示される。実証実験は10月末日には完了する予定。

■ 経緯

すでに鉄鋼生産工場設備に多くのコンピュータービジョン・ソリューションを提供し生産業務の自動化に貢献していたAPCに対して、空港内制限区域における安全確保の目的で今まで人が目視や音によって行なってきた航空機稼働判定の自動化を図りたいとの相談があり、まずは判定対象となる地上走行中の航空機を遠方から認識して距離や速度を正確に検出することから始めることとし、現場関係者からの助言や試行錯誤の結果、このシステムを開発し実証実験を行うことになった。

■ APCの特徴

APCは、「技の数値化 ~匠のAI~」というコンセプトのもと、LiDAR※1や360度光学カメラといったイメージセンサーとAI技術によって画像認識・空間情報処理を行うシステムを開発している。なかでも、人の感覚や業務における暗黙知を数値化することを得意とし、機械学習により重機や大型産業機械の自動運転・操作支援システムにつなげている。本実証実験用のシステム開発では、自社開発のフレームワークChimera※2AIを用いて効率的な開発を実施した。

■ 今後の予定

今後はさらに航空会社や関連各社との連携を深め、検出精度の向上を図りつつ、航空機エンジンの稼働判定などの追加検証を行なっていく予定。複数台でのメッシュ構築による不可視領域補完や、自動運転システムとの連携も視野に入れている。

■ 本件に関するお問い合わせ先

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※1 LiDARとはレーザー光を使って対象物までの距離を正確に測定するセンサーの一種です。

※2 ChimeraとはAPCが開発したIoTフレームワークです。

検出された航空機までの距離と角度は、Chimeraのビジュアライザーでスマートフォンに表示される。

遠隔作業支援システム「アイちゃん」プロフェッショナル版販売開始

国土交通省「建設現場における遠隔臨場の試行方針」基準をクリア

遠隔作業支援・録画システム「アイちゃん」
プロフェッショナル版販売開始

製造業を中心にソリューションを提供している株式会社APC(本社:大分市、代表取締役:佐藤 隆己)は、遠隔作業支援・録画システム「アイちゃん」の機能を強化したプロフェッショナル版の販売を2020年12月8日から開始いたします。

■「アイちゃん」とは

スマートフォンにウェアラブルカメラを繋げて「撮る」「見る」「録画する」「話す」を簡単に実現する、リモート時代の最強ツールです。

製品URL: https://www.oita-apc.co.jp/apc-aichanlp/

■ 高解像度・強力な手ブレ補正機能付きウェアラブルカメラ搭載

現場作業者目線の映像が1280pix×720pixの高解像度※1でリアルタイムに確認できます。また、強力な手ブレ防止機能(エクスタビライザ)を搭載したXacti社のウェアラブルカメラを標準装備し、より鮮明で高品質な映像での通話・録画が可能です。

■ 国土交通省「建設現場における遠隔臨場の試行方針」基準クリア

国土交通省が定めた「建設現場における遠隔臨場の令和2年度の試行方針(令和2年5月7日)」に示された解像度・フレームレート※2に対応しています。

■ ホワイトボード機能搭載

透明なホワイトボード機能が搭載されており、映像の上に描画した図や文字を管理者と現場作業者で共有できます。管理画面上で描画した図は即座に現場作業者のスマートフォン画面にも反映されるため、齟齬のない正確な指示を出すことが可能です。

■ 閉域IP網で利用できるオンプレミスタイプも用意

通常のクラウドタイプの他に、外部インターネットを使用しない閉域IP網※3で利用するオンプレミスタイプの提供も可能で、高度なセキュリティーの要求にも対応しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

製品の詳細はこちら >>

  • ※1 最大解像度1280×720・最大フレームレート30fpsとして通信環境によって最適化されます。
  • ※2 転送レート(ビットレート)は通信環境によって異なります。
  • ※3 WiFiやsXGPなどの閉域IP網が別途必要です。

第1回 ものづくりAI/IoT展に出展しました

「第1 ものづくりAI/IoT展」に出展しました

201926日(水)から8日(金)まで東京ビッグサイトで開催された「第1回 ものづくりAI/IoT展」に出展しました。

本展示会は、IoTプラットフォーム、AIソリューション、セキュリティ、通信機器など製造業向けIoTAIソリューションが一堂に出展する専門展です。

弊社は、この度「遠隔作業支援・録画システム アイちゃん」の展示・デモンストレーション実施や、

製造現場での生産性向上に注目し、「目視の自動化」ソリューションの紹介などを致しました。

ご来場くださった多くのお客様に「アイちゃん」をご紹介する良い機会となりました。

今後もIoT分野等でお客様のビジネスを強力にサポートできるよう製品をアップデートしていく予定です。

ご興味をお持ちのお客様は、是非一度「アイちゃん試用版」をご使用いただき、ご意見をいただければ幸いです。

ご来場くださいました多くの皆様には改めてお礼申し上げます。

開催概要

1 ものづくりAI/IoT
会期: 201926日(水)~8日(金)
会場: 東京ビッグサイト/主催: リード エグジビション ジャパン株式会社
開催報告
https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/contents/previous.html

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